居場所がないと感じる人へ、探し疲れた人へ伝えたいこと　ART No.1「いばしょを求めて」

「いばしょをもとめて」

〇はじめに

マズローの5段階欲求をご存じでしょうか。

人は段階ごとに欲求が存在していて
段階を追って欲求を満たしたい欲が変わってくるのです。
3段階目に属ずるのは社会的欲求といい
集団に所属したいと思う欲求です。

このイラストはそんな所属に関する内容を含んでいます。

〇所属とストレス

このように人間であれば社会や集団グループに
属したいと思うのが普通なのです。
祖先はこうして集団で属して生きてきたこともあり
現代の私たちの脳にも強く根付いています。

しかし、私たちは所属することで
ものすごいストレスを感じています。
その大半は人間関係です。

〇所属と人間関係

幼稚園や学校、会社など
すぐに集団に属することになります。

良くも悪くもいろいろな人と
一緒に過ごさなければなりません。
そしてその中で生きていくことを
強要されます。

そうして共存を覚えていくのでしょう。

ですが、それはあまりに残酷なことです。
例えばにぎやかなクラスに
根暗な絵描きがいたとします。
クラスでは誰とも話さず黙々と絵を描いています。
そうすると、どうでしょう。
クラスでその子は阻害されやすくなります。
端的に言ってしまうと
彼はクラスで適応できていない
ということになってしまうのです。
しかし、程度はあるけど絵描きという点では
様々な評価もできるでしょう。

これが世の中の集団であり
社会なのです。

〇アート概要

大きな船に乗って自分がいるべきばしょを探してる。
ここは自分のばしょじゃないと
本当にいるべきばしょがあると信じて
弦の切れた弓で矢を絞って
いばしょを狙い撃ち。

いつも疎外感を感じるこのばしょは
きっと本当のばしょじゃない。

常にうるさくてがやがやして
集団でしか行動できないこのばしょは
自分のいばしょじゃない。

どこにいばしょがあるんだろうか。
それともどこにもないのだろうか。

７つの星はなにも教えてくれない。
見えてるはずなのに。