2025-06-30
「孝熟」
「孝熟」
ある日、太郎は「空を飛びたい!」と思い、
毎晩ベッドの中でそのイメージを膨らませました。
彼の頭の中では、すでにスーパーヒーローのように
空を翔ける自分が完成していたのです。
しかし、現実はそんなに甘くありません。
翌朝、太郎は自分で作った羽根を背負い、
近所の公園で飛ぶ練習を始めました。
「俺は飛べる!絶対に飛べる!」
と叫びながらジャンプする太郎。
しかし、地面に転がる彼を見て、
近所のおばあちゃんは
「また太郎ちゃんが何かやってるわね」
と苦笑い。
それでも太郎は諦めませんでした。
何日、何週間、何ヵ月と月日は経ち
ついには町中の人々が彼を応援するようになり、
なんとテレビ局まで取材に来ました。
そしてその日、
太郎は大ジャンプを試みたのです。
もちろん地面に激突。
でもその後、
彼は「コメディアン」として大成功。
…
それはあまりにも
上手く行き過ぎた話かもしれません。
胡蝶の夢かもしれませんね
それならきっとまだ蛹でしょうね
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